プログラマーが知っておきたいITの基礎知識

プログラマーを目指す人であれば、IT業界における業務系ITとWeb系ITという2つの分野について把握しておくといいでしょう。
まず、業務系ITは、仕事のあらゆる場面で使用するシステムのことです。たとえば、社内の経理において、顧客情報や社員データなどはほとんど専用の業務システムで管理されています。そのほかに、社会全体の中枢となる電力の供給や通信などの機能も業務システムで管理されていることから、さまざまな仕事上で必要不可欠なツールとなっていることがわかるでしょう。
こういった業界システムは、企業ごとにカスタマイズして導入することも可能です。その場合、基本的な知識とスキルのあるプログラマーがいれば、外注するよりも低予算で開発することができます。有名な業務系IT企業として、マイクロソフトやIBM、日立、富士通などが挙げられるでしょう。

つぎに、Web系ITとはブラウザをベースにして開発されたシステムです。インターネットのできる端末にブラウザが搭載されていれば、OSや端末を選ぶことなく稼働するといった特徴があります。
また、初期開発費用はほとんどかからず、クライアント側の環境整備の必要がないというメリットもあります。システムが完成すればすぐにログインが可能で、同時に多くのシステムを稼働させることもできるでしょう。なんらかのシステムトラブルが発生したとしても、インターネット上ですぐに確認できるため、現場へ赴いて対処する必要もありません。GoogleやYahoo、Facebookなどの海外企業が、有名なWeb系ITとして挙げられます。
こうした業務系とWeb系の違いや共通する必須スキルなどについてまとめられたサイトプログラマーになるなら業務系?Web系?も興味深い内容になっているので、覗いてみるといいかもしれません。